注文住宅を建てるとなった場合には、一般的には木造と軽量鉄骨のどちらかで迷う人が多く見られます。注文住宅で木造住宅を選ぶことにはメリットもあればデメリットもあると言えるでしょう。注文住宅を建てるにあたって木造を選ぶことのメリットとしては、なんといってもコストを大幅に抑えることができる点です。鉄筋造り等と比べた場合には、比較的材料費がかかりにくい傾向にあります。
建築コストを大幅に抑えやすいことが1つのメリットといえます。鉄骨造りとなった場合には、鉄そのものの材料費もありますが、鉄に対して対価書類や防錆処理を施さなければなりません。木造であればこのような書類は必要ないのです。木造を選択しコストを抑えられれば、設備や使用等にも多くの予算をかけやすくなるでしょう。
そしてもう一つのメリットとしては、調湿効果が得られることです。湿気を緩和した上で乾燥を防ぐ効果が、木造住宅には期待できるのです。一般的な木材は、室内の空気に反応する特徴があります。湿度が高ければ水分を吸収して、低ければ水分を放出してくれます。
その結果として、木造であれば夏は涼しく冬は暖かい家をつくりあげやすいでしょう。湿度が過剰になりにくいので、結露やカビの防止にも有効です。その他にも断熱性が高いことやデザインの自由度が高いことなどもメリットです。ハウスメーカーによっても異なるものの、細かいプランの変更等にも対応してもらえることでしょう。