予算が5、000万円で注文住宅で家を建てるとなったとき、一般的には土地と建物にどのくらいの金額を当てるのか最初に決めておく必要があります。ただし、家の規模や利用する設備などで家にかかる費用は変わるので坪単価で家にかかる費用を概算で出しておけば土地と建物それぞれにかけられる金額を把握することができます。ちなみに、注文住宅の坪単価は平均すると68.7万円といわれているのですが、この金額で30坪の家を建てるとなったときには建設費は68.7万円×30坪=20、610、000円になり、約2000万円の家になるわけです。予算が5、000万円になるので、ここから2、000万円を差し引くと土地にかけることができる予算は3、000万円です。
実際に、3、000万円の土地に30坪の家を建築できるのか、これは建蔽率や容積率などとの関係を考える必要があります。土地ありのときには、土地にかかる費用を考える必要はないのですが、その土地がこれから作る家の重さに耐えることができるのか地盤調査が必要になりますし、地盤調査の結果そのままでは家を建築できないとなると土地ありの場合でも地盤改良工事が必要になりますし、土地ありで古屋がそのままになっている場合は家を建てるためには古屋を解体する必要もあるなど、土地ありなので費用が全く掛からないわけではありません。ただし、土地がない場合と比べると全体的な費用を削減することは可能です。