熱交換器のメンテナンスを支えるボイラー整備士

熱交換器は、温度の高い物体から低い物体へ効率的に熱を移動させることで物体の加熱や冷却を行う装置です。熱交換器の一種にボイラーがあり、産業用熱交換器分野では最も多く利用されています。ボイラーは蒸気を発生させるための加熱装置です。ボイラーのメンテナンスは、労働安全衛生法に基づいて行うことが義務付けられているため、ボイラー整備士の免許が必要です。

ボイラー整備士は保守・点検を行うメンテナンスのスペシャリストです。ボイラーに不具合がないかを定期的に検査し、本体や付属装置が故障した場合は修理を担当します。ボイラー整備士になるには、公益財団法人安全衛生技術試験協会(以下、協会)が実施するボイラー整備士試験に合格し、免許申請を行い免許証の交付を受ける必要があります。受験資格はありませんので、誰でも受験することができます。

試験は年3回、6月・10月・2月に実施され、願書は協会の下部組織である安全衛生技術センターに申請します。試験場所は、安全衛生技術センターまたはセンターが実施する出張特別試験会場となります。試験科目は、ボイラー及び第一種圧力容器の整備作業に関する知識、ボイラー及び第一種圧力容器の整備作業に使用する器材・薬品等に関する知識、関係法令、ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識の4科目で、五枝択一のマークシート形式です。全体で60%以上かつ各科目40%以上の正解が合格の基準です。

合格後に申請することにより、免許証の交付を受けることができます。申請の際に、ボイラーや圧力容器の整備補助に6か月以上従事している、または自分の職場にボイラーや圧力容器がある場合は整備補助に3年以上従事していることを示す書類が必要です。定期的にボイラーのメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぎ、業務の安定運営と修理費用や買替費用の低下につなげることができます。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *